【サツマイモ】植えつけから収穫までにやること5つとポイントを解説

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こんにちは、モチです!

「サツマイモの苗を植えつけた後は、収穫までどう世話をすればいいんだろう」とお悩みではないですか?

サツマイモは手間をかけなくても育ってくれるイメージを持っている人が多いと思います。

実際そだてる手間はかからないので家庭菜園ビギナーにもオススメな作物ですが、満足のいく収穫をしたいならやっておいた方がいいことはあります。

そこで今回は、「苗を植えてから収穫までにやること5つ」と「植えつけ後の管理ポイントつ」についてお伝えします。

モチ
モチ

この記事がピッタリな人はこちら。

・植えつけ後の管理方法を知りたい人

・イモをどう育てようか悩んでいる人

・はじめてサツマイモを育てる人

この記事を読むと、サツマイモを植えてから収穫までの期間、どのように世話をするのか明確になります。

記事内容をすべて実践したとしてもほとんど手間いらずなので、安心して読み進めてもらえると幸いです。

それではどうぞ!

サツマイモを植えた後にやること5選

サツマイモを植えてから収穫までの間にやることを5つお伝えします。

・植えつけから1週間:水やり
・植えつけ後1~2か月間:草抜き
・夏から秋にかけて:つる返し
・イモが顔を出したら:土寄せ
・見つけたら:害虫駆除

それぞれ見ていきましょう。

植えつけから1週間:水やり

植えつけてから1週間ほどはたっぷりと水をやりましょう

サツマイモは乾燥に強い作物ではありますが、発根して土に根付く(活着)までは水分が必要だからです。

自然の雨が降る日はやらなくていいですが、それ以外の日は水やりを徹底しましょう。

貸し農園や自宅から離れた場所で栽培している場合は面倒に感じると思いますが、1週間の辛抱です。

モチ
モチ

わたしも仕事を終えてから水やりに行っていましたが、1週間だけなので余裕でした (なお、定時ダッシュ)。

1週間ほどして苗が立ち上がっていれば根付いた証拠なので、ここからは自然の雨に任せましょう

水をやり過ぎると以下の問題が起こりやすくなりますので。

・根腐れを起こす危険がある
・乾燥させないと甘みが出にくい

水はけが悪い土壌ならとくに水やりは最低限に抑えるべきですね。

またサツマイモは乾燥させると中でデンプンが貯蔵され、甘みが増していきます。

なので植えつけから1週間は毎日水やりをして、その後は自然の雨に任せましょう。

植えつけ後1~2か月間:草抜き

芋の苗を植えてから1~2か月はこまめに除草しましょう。

サツマイモは地表を這うように成長しますが、雑草が多いと生育が阻害されてしまいます。

なので畝のまわりや株間の草を丁寧にとってあげて、サツマイモに十分な光と栄養を与えてあげましょう。

2か月も立つと葉が広がって地表を覆うので、太陽の光をさえぎり雑草の量が減ります。

その後は目についた草をその都度ぬいていけば問題ありません。

モチ
モチ

わたしは最初だけチョロッと抜いて、その後は目立つ草以外は放置でした。

週1~2回しか菜園に足を運べない人も多いと思うので、除草はホドホドでOKです。

夏から秋にかけて:つる返し

夏から秋にかけては「つる返し」をしておきましょう。

つる返しとは簡単に説明すると以下のとおり。

つる返しとは

イモの成長に伴って伸びたツルが地面に根付くのを防ぐために、ツルを持ち上げて土から引きはがし、中央にひっくり返す作業のこと。

放置しておくと葉や茎ばかりが伸びて肝心のイモが育ちにくくなる「つるボケ」の原因にもなるので、つる返しは定期的にやっておくことをオススメします。

苗を植えてから大体3~4か月で畝の外までツルが伸びて地面に根付き始めるので、このタイミングでボチボチはじめましょう。

モチ
モチ

ブチブチと地面から引きはがす作業は思いのほか楽しいです 笑

芋部分に栄養が集中するように、秋にはツル返しすることを覚えておきましょう。

イモが地表に出てきたら:土寄せ

サツマイモが地表に頭を出したら土をかぶせる「土寄せ」をしておきましょう。

芋部分が地表に出たまま放置すると、太陽の光にさらされて緑化したり硬くなったりします。

それを防ぐために土寄せをして地中にしっかりと隠すわけですね。

土寄せはツル返しと同じタイミングですると効率が良いでしょう。

モチ
モチ

ツルをひっくり返すと株元がよく見えるので、イモが地表に出ているか簡単に分かります。

土をかぶせるだけの1分で完了する作業にもかかわらず、芋の成長に効果的なのでコスパ抜群です。

つる返しのついでにサクッと終わらせちゃいましょう!

見つけたら:害虫駆除

サツマイモ栽培ではそれほど出くわしませんが、害虫を見つけたら駆除しましょう。

サツマイモのおもな天敵は「ヨトウムシ」です。

ヨトウムシとは

・体長2~5cmほど。灰色がかった色味

・日中は土中に潜み、夜間に行動して葉や茎を食べる昆虫。

・とくに幼虫は食欲旺盛で、イネ科以外の作物ならなんでも食べる厄介な存在

夜に行動するので芋の世話をしている時に見つけにくいのが腹立たしいですね。

葉の裏側に卵を産み付けるので、見つけた場合は軍手を装着した手で剥がすか、水で洗い流すかしましょう。

幼虫をみつけた場合は、

・殺虫剤をかけるか
・軍手をつけた手でつぶす(捕殺)か
・葉ごと取り除くか

上記から選択して駆除しましょう。

モチ
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ムシが苦手な人は捕殺とか絶対できないので、葉ごと取り除きましょう。

植えつけ後の管理のポイント2つ

植えた後のイモの世話をする上で、以下のポイント2つをおさえておきましょう。

・基本ほったらかし

・植えつけ直後のマルチ焼けに注意

これだけ意識しておけばサツマイモの管理はグッとラクになると思います。

それぞれお伝えしますね。

基本ほったらかし

家庭菜園ビギナーの人ほど、サツマイモの世話に手間をかけ過ぎないことを意識しましょう。

理由は以下のとおりです。

  • サツマイモは乾燥を好むから
  • サツマイモは肥料がいらないから
  • サツマイモは病害虫に強いから
  • 荒れた土でも育つほど生命力が強いから

初心者ほど「大きく実らせるためには水や肥料をタップリあげた方がいい!」と思いがちですが、サツマイモ栽培では逆効果になります。

モチ
モチ

手間をかけようとするほど裏目に出やすい (自戒)。

わたしも初めて育てた作物がサツマイモで「こんなに何もしなくていいの?」と不安になりましたが、収穫した時に正解だったことを理解しました。

つまり上で解説した【苗を植えてから収穫までにやること5つ】以外はほったらかしでいいんです。

「世話する」というより「見守る」という意識で、サツマイモと接してみてください。

植えつけ直後のマルチ焼けに注意

管理のポイントというより注意点ですが、植えつけ直後の「マルチ焼け」には注意しましょう。

マルチ焼けとは

植えつけて間もない苗が陽の光で高温になったマルチにあたり、葉が焼けてダメージを受けること

活着する前はどうしても苗が寝てしまうので地面に接しやすいです。

マルチ焼けを起こすとこんな感じに…

5月後半でこうなります。近年では夏前でも最高気温が高く、マルチ栽培をするなら対策は必須です。

下の画像のように、苗とマルチの間に葉っぱや土をかぶせておきましょう

これをしてからマルチ焼けは起こらなかったので効果はあるかと。

カンタンにできるので苗がダメージを受けないように対策を徹底しましょう。

サツマイモを植えつけた後は手間をかけずに育てよう!

まとめです。

苗を植えてから収穫までにやること5つ

・植えつけから1週間:水やり

・植えつけ後1~2か月間:草抜き

・夏から秋にかけて:つる返し

・イモが顔を出したら:土寄せ

・見つけたら:害虫駆除

苗を植えつけた後の管理の注意点2つ

・基本ほったらかしでいい

・植えつけ直後のマルチ焼けに注意

苗を植えてから収穫までにやることをまとめました。

植えつけ直後は毎日水やりや除草をしたり、マルチ焼けを起こさないように気を配ったりしますが、その後の世話はほとんどいりません。

初心者さんほど細かく世話をしがち。逆効果になりやすいので放任主義で見守る意識でサツマイモと接してみてください。

今回は以上です。ありがとうございました!

これからサツマイモを育てる方は、こちらの記事「はじめ方から収穫まで全解説」をぜひご覧ください!

サツマイモの育て方ガイド:始め方から収穫まで徹底解説!

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