【初心者向け】サツマイモの収穫手順3STEPと収穫時期の見極め方

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こんにちは、モチです!

今回は「サツマイモの収穫ってどうやればいいんだろう…そもそも収穫のタイミングもよく分からないし」という悩みを解決します。

子供たちが畑で楽しそうに大きなサツマイモを引き抜く光景を見たことありませんか?

あれはプロの農家さん達が完璧なバックアップをしているからであって、実際はポンポン引っこ抜けません 泣

なので収穫のタイミングや手順をしっかり理解しておきたいところです。

そこで今回は、「収穫のタイミング3つの見極め方」と「収穫手順3STEP」についてお伝えします。

モチ
モチ

この記事がピッタリな人はこちら。

・サツマイモの収穫時期が近い人

・収穫でミスりたくない人

・はじめてサツマイモを育てる人

この記事を読むことで、適切な収穫タイミングと手順を把握し、立派に実ったイモを掘り出せるでしょう。

わたしの失敗体験もあわせてお伝えするので、反面教師に読み進めてもらえれば幸いです 笑

それではどうぞ!

サツマイモ収穫のタイミング3つの見極め方

まずは収穫タイミングの見極め方について紹介します。

前提として、サツマイモは地中に埋まっているため、芋の状態を見て収穫時期を見極めることはできません

そこで以下の3つの情報を頼りにタイミングを判断する必要があります。

・植えつけ後 120~150日

・葉や茎が枯れて黄色くなる

・試し掘りしてみる

それぞれ見ていきましょう。

情報① 植えつけ後 120~150日

ひとつめの判断材料は「植えつけてからの日数」で、120~150日がおおよその目安となります。

なぜこの日数かというと、サツマイモは植えてからの平均気温の積算温度が2,200~2,500℃に達するのが120~150日だからです。

温暖地ほどイモが育てやすいのはこういった理由からで、暖かい土地ほど積算温度が早く貯まるので育てやすいわけですね。

ただしその年によって気候条件は大きく変わります。今年(2024年)であれば、

  • 台風が長く停滞し長雨が続いた
  • 平均気温が観測史上1位の猛暑
  • 夏から秋への急速な気温低下

など過去の気候とはあきらかに変化しているので、植えつけからの日数だけで収穫タイミングを判断しない方が良いと思います。

以下で紹介する見極め方とあわせてタイミングをはかりましょう。

情報② 葉や茎が枯れて黄色くなる

サツマイモの見た目から得られる唯一の材料が「葉や茎の枯れ具合と色味」です。

イモの成長中は葉っぱも茎も青々としていますが、十分に育つ頃に枯れはじめて黄色くなるので、これが収穫のサインといえます。

と偉そうに書きましたが、私この情報を知らなくて、収穫した日の葉っぱはこんな感じでした。

はい、青々としていますね 泣

ところどころ黄色がかってはいますが、枯れ具合もまだまだ。

モチ
モチ

もう少しあせらずに栽培を続けていれば、もっと大きな芋に成長したと思うと悔やまれます。

植えつけからの日数だけで判断してしまうと、私のように後悔するかもしれないので、葉や茎の状態をよく観察してから収穫しましょう。

情報③ 試し掘りしてみる

収穫タイミングの見極め方ラストは「試し掘りする」です。

収穫予定日の1か月前に一本試しに掘ってみることを言い、これを行うメリットは以下の通りです。

・生育状況がハッキリわかる
・最適な収穫時期がわかる
・収穫の準備に取り掛かれる

サツマイモは収穫が早過ぎれば甘みが足りず食味が悪くなるし、遅くても形が悪かったり亀裂が入ったりします。

モチ
モチ

試しに掘ってみることで、一発で現状を把握できますね。

わたしも試し彫りしてみたところ20cmほどの芋が掘れたので、翌週に収穫を決行しました。

以上が収穫時期の見極め方3選でした。

すべて合わせて最適なタイミングで収穫を行ってくださいね。

サツマイモの収穫手順3STEP

ここからはサツマイモの収穫手順について3ステップでお伝えします。

①ツルを刈り取りマルチをはがす
②株元まわりをスコップと手で掘る
③掘った芋を天日干しする

それぞれ1手順ごとに見ていきましょう。

①ツルを刈り取りマルチをはがす

最初にすることは地表に出ている株元のツルを7~10cmほど残して刈りましょう

数cm残すのはその後の工程の目印になりますし、引き抜く時に掴めるようにするためです。

刈りとったツルとはここでサヨナラします。手で持ち運べる程度の長さ(50cmほど) にカットして、後で運び出しやすいようにしておきましょう。

モチ
モチ

ツルを切る道具は剪定ハサミやカマ等あるものを使えばOKですが、刃渡りが長い方が作業はラクになると思います。

すべての株元のツルを刈れたら、その勢いでマルチも剥がしちゃいましょう。

カッターやガーデンばさみで切り込みを入れていけばサクッと剥がせます。

畝全体が見える状態になれば、STEP1は完了です。

②株元まわりをスコップと手で掘る

ここからは地道な作業になりますが、株元のまわりをスコップと手で慎重に掘っていきます

スコップで掘るときは芋に当たると皮が傷つくので、力を抜いて掘ります。

すこしずつ掘っていくと芋が顔を見せるので、ここからは軍手を付けた手で芋の周りを掘り進めましょう。

ちなみに晴れた日が3~4日続いたタイミングでの収穫なら土が乾燥していて掘り出しやすいですが、前日が雨だったり耕し方が甘かった場合はかなり厄介です。

粘土質な土が芋にピッタリへばりつくので、手でコソギ落しても中々出てきてくれません。

力任せに掘り出そうとすると、芋がポキッと折れてしまう最悪の事態も (わたしです) 。

なので、掘り進めて芋のまわりの土をある程度ぬぐえたら、芋をつかんでグリグリと揺すってみてください。

モチ
モチ

芋が微動だにしなければ再度まわりの土を掘りましょう。そしてまたグリグリ。以下繰り返し。

最終的にかならず芋が掘れるので、根気よく続けてすべてのサツマイモを掘り出しましょう!

これでSTEP2も完了です。ほんとおつかれさまです。

③掘った芋を天日干しする

収穫が終わってグッタリしていると思いますが、最後にたっぷりとお日様にあてましょう。

収穫して間もないサツマイモは水分を含んでいるので腐りやすいです。

私の場合は午前10時に掘り出した後、そのまま土の上で日暮れまで日に当てて乾燥させました。

天日干しの時間については様々な意見がありまして、

・2~3時間でOK とか
・半日は乾燥させよう とか
・2~3日は必要 とか

どれが正しいのかは私にも分かりません 笑

上でも書いたとおり私は半日ほどで切り上げましたが、結果的には問題ありませんでした

モチ
モチ

参考までに、わたしは関西の温暖地に住んでおり、収穫した日は快晴で最高気温は23℃でした。

以上でサツマイモ収穫手順3STEPはすべて完了です。

サツマイモ収穫後の追熟手順3STEP

収穫が終わったら、芋の甘みを増幅させるために「追熟」を行いましょう

追熟とは

サツマイモを適切な環境で保管することで、イモ内のでんぷんが糖化して甘みが増すこと

上記のとおり、収穫後にたっぷりと寝かせた方が食味がグンとUPします。

すぐに食べたい気持ちをグッとこらえて、追熟を行っていきましょう!

以下が追熟の手順です。

①土がついたまま新聞紙で包む
②10~15℃の環境で保管する
③2週間後に試食してみる

それぞれ解説します。

①土がついたまま新聞紙で包む

芋を収穫して天日干しが終わったら、土がついたまま新聞紙に一つずつ包んでいきましょう

土つきのまま包む方が良いのは保存期間が伸びるからです。

洗ってから保管:1か月ほど

土付きで保管 :2~3か月ほど

サツマイモは水に弱く、濡れたところから傷んでいくので、追熟するときは土付きのまま包んでOK。

もしも収穫時に傷がついてしまった芋があれば、「キュアリング」してから新聞紙に包んでください。

キュアリングとは

数日間(約5日)ほど 20~25℃の環境で乾燥させ、表面を硬化させ傷口を治癒すること

傷ついたサツマイモをそのまま新聞紙に包んでしまうと、傷口からさらに痛みが広がります。

モチ
モチ

数日かかってしまいますが、腐らせないためにもやっておくことをオススメします。

すべての芋を包み終えたらSTEP1は完了です。

②10~15℃の環境で保管する

保管場所の環境は「気温10~15℃で日陰の場所」がベストです。

この気温から高すぎても低すぎても、サツマイモにダメージを与えてしまいます。

・15℃以上:芽が出てきて傷みやすくなる
・9℃以下:低温障害で傷みやすくなる

なのでサツマイモを保存するなら10~15℃の環境がベスト。

と、簡単に言いましたが、家庭菜園でサツマイモを育てている人にとって、この条件の場所を探すのはかなり困難です。

わたしはマンション住まいで温度管理ができず、数個のイモをダメにしてしまいました。

白いカビのようなものが出ていたり、腐ってブヨブヨしたものもありました。

原因は温度が高かったことはもちろん、詰めていた段ボールにもあると思います。

縦に長い段ボールで、傷んたイモは全てこの段ボールのいちばん底に詰めていたものでした。

モチ
モチ

高い気温に加えて、風とおしが悪く湿気がたまりやすい状態だったのかもしれません。

なので、私と同じように置場の条件が悪い場合は、上に積まずにできるだけ広げて置ける箱を用意して、芋が傷まないように保管しましょう。

③2週間後に試食してみる

追熟の手順ラストは「収穫後2週間ほどで試食してみる」です。

サツマイモは数日追熟することでデンプンが糖化して甘みが増します。

収穫から2週間後ほど経てばかなり追熟が進むので、このタイミングで1個食べてみてください。

甘みが十分なら他のサツマイモも食べ頃ですし、甘みが足りなければ更に追熟しましょう。

モチ
モチ

わたしの場合は2週間後の試食では甘みが足りず、1か月ほど追熟したらかなり甘みが強くなっていました。

1か月以上追熟する場合は、食べきるまでに保存可能な期間を過ぎてしまう可能性があるので注意しましょう。

追熟手順の解説は以上です。おつかれさまでした。

収穫タイミングと手順を理解してサツマイモを収穫しよう!

まとめです。

サツマイモ収穫のタイミング3つの見極め方

・植えつけ後 120~150日
・葉や茎が枯れて黄色くなる
・試し掘りしてみる

サツマイモの収穫手順3STEP

①ツルを刈り取りマルチをはがす
②株元まわりをスコップと手で掘る
③掘った芋を天日干しする

サツマイモ収穫後の追熟手順3STEP

①土がついたまま新聞紙で包む
②10~15℃の環境で保管する
③2週間後に試食してみる

今回は収穫のタイミングから実際の収穫方法、追熟のやり方までを紹介しました。

はじめてサツマイモを育ててきた人にとって収穫作業は集大成なのでドキドキすることでしょう。

急いで掘ろうとするとポキッと折れたり、傷をつけたりしてしまうので、丁寧に時間をかけて収穫しましょうね。

この記事でサツマイモの収穫に関する情報は詰め込めたと思うので、何度も読み返してデッカイ芋を収穫してください!

それでは今回は以上です。ありがとうございました!

これからサツマイモを育てる方は、こちらの記事「はじめ方から収穫まで全解説」をぜひご覧ください!

サツマイモの育て方ガイド:始め方から収穫まで徹底解説!

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