サツマイモを育てるために日当たりって重要なの?
日当たりを確保する方法も知りたい!
ついでに水はけの重要性についても教えてほしい。
今回はこの悩みを解決していきましょう。
初めてサツマイモを育てる人の場合、日当たりや水はけの具合が生育にどれだけ影響するのかまで分かりませんよね。
そんな家庭菜園ビギナーさんに向けてこの記事では以下の内容でお伝えします。
・日当たりが悪いことのデメリット
・日当たりを確保するには
・水はけが悪いとイモは育たない?
菜園初心者の私も本記事を実践することで、こんなにたくましいサツマイモを収穫できました。
日当たりと水はけが生育にどれだけ影響を与えるのかを理解し、大きく成長したサツマイモを収穫しましょう!
サツマイモ栽培で日当たりが悪いと起こるデメリット2つ
まずは日当たりが悪いと起こるサツマイモへの悪影響をお伝えします。
- 根の発育が遅れる:植え付け期
- イモの肥大が遅れる:塊根形成期
それぞれ解説していきますね。
根の発育が遅れる:植え付け初期
苗を植え付けて間もない頃に日当たりが悪いと、根の成長が遅れてしまいます。
根が張れないということは、活着もしないのでサツマイモの発育が始まりません。
植え付けた場所に根付いて適応し、成長をはじめること。
サツマイモに適した日照時間は11~12時間と言われており、7時間以下では根が伸びづらくなるようです。
つまり植え付け時期が遅れたり早すぎたりすると、十分な日照時間が得られず成長の鈍化に繋がってしまうわけですね。
イモの肥大が遅れる:塊根形成期
せっかく植えつけ期にタップリと日を浴びて根が成長しても、塊根形成期に日照時間が不足してしまっては、やはり成長が遅れてしまいます。
サツマイモの場合、でんぷんなどの養分を蓄えて塊状となり肥大化すること
この塊根形成期では一日の日照時間が7時間以下の場合、肥大化が阻害されてしまいます。
肥大化が遅れると、その分収穫タイミングも後ろ倒しに。
その結果、
- 大きくなりすぎて甘みが少ない
- 表面に亀裂ができる
- 形が悪い
このようなサツマイモになりやすいそうです。
たっぷりと日が当たる環境がサツマイモの成長に好影響をもたらすのは間違いありませんね。
サツマイモ栽培で日当たりを確保する方法
日当たりの重要性を解説しましたので、次は日照時間を確保するためにどうすればよいかをお伝えします。
- 適切な時期に植え付けをする
- 日光をさえぎるモノが少ない場所で育てる
当たり前なことですが上記2点をおさえていれば、日当たりに関する問題はクリアできると思います。
それぞれ解説しますね。
適切な時期に植え付けする
日当たりを確保する上でもっとも重要なのが、適切な植え付け時期を守るということです。
ちなみに地域ごとの植え付け時期の目安は以下の通り。
- 西日本:4月下旬~5月中旬
- 東日本(関東):5月中旬~5月下旬
- 東日本(東北):6月上旬~
この時期に植えると収穫までの5~6か月間たっぷりと日が当たりイモの肥大化が促されます。
植え付け時期をしっかり守って、日照時間を確保しましょう。
日光をさえぎらない場所で育てる
日の光をさえぎらない場所で育てることもシンプルですが効果は大きいでしょう。
とはいえ家の庭でサツマイモを育てる場合「ずっと日が当たる場所なんて無いよ…」という方もいますよね。
その場合、上記の適切な植え付け時期に「最低でも7時間以上は日が当たる場所」という条件で植え付け場所を探してみてはどうでしょうか。
私の場合はまわりにさえぎるモノが何もない場所で植えたので参考になりません。
そこで他の方の記事を調べてみたところ、一日の日照時間が3時間くらいでも収穫できている方がいらっしゃいました。
堆肥や肥料による土壌改良、日陰時でも土中温度が下がらないようにマルチで対策したりすることで、日照時間の短さをカバーしているようでした。
この方の事例を見ると、7時間以上の日照時間を厳守しなくてもサツマイモは育つと言えそうです。
とはいえ、パツパツにはち切れそうなサツマイモを収穫したい!ということなら日照時間が長いに越したことはありません。
できる範囲で遮蔽物が少ない場所をぜひ探してみてくださいね。
サツマイモ栽培で水はけが悪いとイモはどうなる?
水はけの良し悪しがサツマイモの生育にどれほどの影響を及ぼすかについて、私の経験から主観マシマシで解説します。
- 水はけ悪くてもイモは育つ
- 収穫の時が超大変
先に言うと、私がサツマイモを育てた土は水はけが悪いです。
植え付け前に堆肥も入れずに苦土石灰を撒いただけで、めちゃくちゃ雑に植え付けしたので…
そんな土でもサツマイモは育つのかをお伝えしていきます。
成長に大きな影響はない
まずは結果論として、水はけが悪い土からでも立派なサツマイモは収穫できました。
水はけがよければもっと立派なサツマイモが取れたかもしれませんが、菜園ビギナーの私にとっては満足のいく出来でした。
苗を植えつけた後にやったことと言えば、
- たまに水をやる
- たまに雑草を抜く
これだけです。
日当たりさえ確保できていれば、水はけの良し悪しはイモの成長に大きく影響しないというのが私の結論です。
とはいえ水はけが悪いと収穫時が本当に大変だったので、来年は絶対フカフカの土にしてやろう!と目論んでいます。
水はけが悪いと収穫時が大変
上でも書きましたが、水はけが悪いとイモを掘るときに苦労します。
私は3日間晴れが続いた日を見計らって収穫を決行しましたが、土中は水分を含んで粘土質な状態でイモにぴったりと密着していました。
水はけの良い土だと3日間晴れれば土中まで乾いていると思います。
イモの周りを傷つけないように少しづつ指で土をぬぐっていくのですが、水分を含んで粘土質になった土は重くて固いので進まない進まない…
ようやく半分ほど頭を出したイモを「あとは引っ張れば抜けるだろう」と引っ張っても抜けないので、グリグリしながら引っ張ってたらボッキリと真っ二つに…
時間をかけて育てた作物を自ら折ってしまったショックは想像以上です
結果的に約40本のサツマイモを掘り終わるまでに3時間かかりました 泣
収穫時に少しでも掘りやすくしたい方は、植え付け前にもみ殻や堆肥を撒いて水はけを良くしておくことをオススメします。
サツマイモ栽培では日当たりが大事!水はけがよければ尚よし!
今回のまとめです。
- 一日の日照時間の理想は11~12時間
- 日照時間が7時間以下にならない場所で育てる
- 水はけが悪くてもサツマイモは育つ
日当たりと水はけがサツマイモの生育にどんな影響を与えるのかを、私の実体験もあわせて解説しました。
どんな作物を育てるにも成長の源となるのはやはり太陽の光ですよね。たっぷりと浴びせてあげるとその分収穫時の成長具合も期待できます。
水はけに関しては悪くてもしっかり成長してくれるので気にし過ぎなくてよいです
掘り起こすとき苦労しますけども(ボソリ)
ということで今回は以上です。ありがとうございました。
これからサツマイモを育てる方は、こちらの記事「はじめ方から収穫まで全解説」をぜひご覧ください!
サツマイモの育て方ガイド:始め方から収穫まで徹底解説!