こんにちは、モチです!
「ラディッシュの種まきが終わったら、その後はどう世話をすればいいの?」と悩んでいませんか?
ラディッシュは収穫までの期間が短く、発芽までの水やり以外は毎日世話を必要とする植物ではないのでほとんど手間がかかりません。
しかし大きく育てるためには間引きや害虫対策など、避けては通れない作業もあるんですよね。
そこで今回は、種まき完了後~収穫までの「水やり」と「間引き」と「害虫対策」のコツについて解説します!
この記事がピッタリな人はこちら。
・ラディッシュの種まきが終わった人
・収穫までの世話の仕方を知りたい人
・はじめてラディッシュを育てる人
わたしは10月下旬の秋まきでしたが、収穫前の畑はこんな感じ。
もうすこし間引いて株間をあければよかったなーと後悔はありますが、まずまず成長したのでOKとしています 笑
皆さんも今回の記事を読んで、育て方のコツをつかんでもらえたら幸いです。
それではどうぞ!
ラディッシュの種まき後~収穫までの育て方
繰り返しになりますが、種まき後のラディッシュの世話でやることは以下の通りです。
・水やり
・間引き
・害虫対策
今日はこの3つだけ覚えて帰ってください。
秋に育てるなら害虫対策の重要度は下がりますが、どれも重要な作業です。
それぞれやり方やタイミングのコツがあるので紹介していきます。
ラディッシュを健康的に育てるための水やりと肥料管理のコツ
まずは水やりについて。ついでに肥料についても触れておきましょう。
・水やりの頻度と適切な量
・肥料の与え方と注意点
それぞれ解説しますね。
水やりの頻度と適切な量
ラディッシュへの水やりの頻度は発芽前と後とで大きく違います。
・発芽前:毎日水やり
・発芽後:基本は自然の雨に任せる
種をまいてから芽が出るまでは3~4日かかるので、その間は毎日水を上げましょう。
芽が出た後は自然の雨に任せて、それほど水をあげなくてOKです。
ただし雨が降らない日が3~4日続き、地面が乾いている時は水をやりましょう。
水やりの量は「地面が濡れる程度」で構いません。
心配になって発芽後も過剰に水を与え過ぎると、根が細くなり実が膨らまないことに繋がるので注意。
ここはグッとこらえて見守りましょう。
肥料の与え方と注意点
肥料は元肥で有機肥料をまいておけば、それ以降は追肥する必要がありません。
種をまく前の土づくりの時にあらかじめ混ぜ込んでおく肥料のこと
作物を育てている途中に追加で与える肥料のこと
ラディッシュは収穫までの期間が30~40日(秋まきの場合)程度と早いので、土づくりの時に元肥さえしていれば栄養が不足する前に収穫できるため追肥がいらないわけですね。
元肥は石灰や堆肥と一緒に散布します。こんな感じに。
これで十分な栄養が土壌に行き渡ります。
土づくりについてはこちらの記事で詳しく解説しているのでご参考ください。
【URL】
肥料も水とおなじで、与え過ぎると実がうまく育ちません。
・根が肥大せず、葉ばかりが茂る
・根が割れる(裂根)
・風味や食感が落ちる
こうならないよう、有機肥料は1㎡あたり100gをめどに散布すれば、病気にかかることなく無事に育つと思います。
肥料は少量の元肥だけにして、肥料過多にならないよう注意しましょう。
間引き作業でラディッシュを元気に育てるコツ
次は間引きについて解説します。大きく育てるためには必須の作業なので、以下の内容で詳しく解説します。
・なぜ間引きが重要なのか?
・間引きのタイミングと方法
なぜ間引きが重要なのか?
そもそも間引きとはどのような作業で、どんな効果があるのかをお伝えしますね。
植物を育てる際に、密集している苗を抜いて間隔を広げる作業のこと
この間引きによって以下の効果が得られます。
- ラディッシュが健康に育つためのスペースが確保できる
- 残ったラディッシュに最適な栄養量を分配できる
- 品質や形が良質なものになりやすい
- 密度が減って風通しが良くなり、病害虫が発生しにくい
家庭菜園レベルなら数分で終わるような作業ですが、その恩恵はとてつもなく大きいです。
育ててきたラディッシュを成長途中で摘むのは心苦しいですが、大きく育てるために涙をのんで間引きましょう 泣
間引きのタイミングとやり方
ラディッシュの間引きは「本葉が1~2枚そろったタイミング」で行いましょう。
芽が出るまでは密植の方が発芽率を確保できるので残しますが、本葉が出始める頃には間引いていかないと栄養量が足りなくなり、全体的に育ちにくくなってしまうからです。
本葉というのは最初に出てくる双葉ではなく、若干ギザギザした葉のことです。
近づいて見ると葉の違いがよく分かりますね。この本葉1~2枚の状態になったら間引き時です。
間引きの時は以下のポイントをおさえておきましょう。
・タイミングを逃さない
・細く弱々しい苗から摘む
・残す苗も抜いてしまわないよう慎重に
・間引き後の間隔は約5cm
間引いた苗 (間引き菜)は、サラダやみそ汁の具にして食べられるので、美味しくいただきましょう。
私は一緒に育てているチンゲン菜やミズナの間引き菜と一緒に胡麻和えにしてみました。自分で育てた野菜はやっぱり美味しいですよね!
間引くタイミングを見極めて、大きく実ったラディッシュに育てましょう。
ラディッシュを病害虫から守る!簡単な対策と予防策
害虫対策についても解説していきます。
・発生しやすい害虫の種類と駆除法
・害虫対策は必要か
【前提】
わたしはラディッシュ栽培で害虫対策していませんので、間違っている箇所があればお許しください。
対策をしなかった理由はのちほどお伝えします。
それではひとつずつ見ていきましょう。
発生しやすい害虫の種類と駆除法
まずはラディッシュに近づく害虫とその特徴、対策について紹介します。
【アブラムシ】
・大きさ: 1〜3mm程度
・被害:すす病(葉に黒いカビが生える病気)など
・生息場所: 葉の裏側や新芽、茎など柔らかい部分
・発生時期:春から夏にかけて
・対策:手で捕殺・防虫ネット・近くでマリーゴールドやニンニクを植える
【ヨトウムシ】
・大きさ:幼虫は3〜5cm程度
・被害:幼虫が葉や茎をかじり穴を開けてしまう
・生息場所:夜間に活動。昼間は土の中や植物の下
・発生時期・春から秋にかけて
・対策:手で捕殺・防虫ネット・ニームオイルなど
【アオムシ】
・大きさ:幼虫の大きさは2〜4cm程度
・被害:葉に穴を開けたり、葉を丸ごと食べ尽くす
・生息場所:葉の裏や新芽など
・発生時期:春から秋にかけて
・対策:手で捕殺・防虫ネット・近くでマリーゴールドやミントを植える
【ネキリムシ】
・大きさ: 幼虫は2〜3cm程度
・被害:土中で根を切断したり食い荒らす
・生息場所:地中
・発生時期:春から秋にかけて
・対策:手で捕殺・防虫ネット・トラップなど
代表的な害虫としてはこんなところでしょうか。
どの害虫も発生すればラディッシュの生育に大きな被害をもたらします。
見つけ次第捕殺するか、発生しないように防虫ネットで予防するかは検討しておきましょう。
では次でそもそも害虫対策は必要かについてお伝えしますね。
害虫対策は必要か?
害虫対策が必要かどうかは、ラディッシュをどの時期で栽培するかによります。
まず簡単にラディッシュの種まき時期をお伝えします。
・春まき: 3月下旬~5月中旬
・秋まき: 9月上旬~10月下旬
上で紹介した害虫は暖かい季節に発生しやすく、特に春が多くなりやすいと言われています。
つまり、春まきでラディッシュを育てる場合は防虫ネットなどの対策が必要になります。
わたしは暑さが落ち着く10月下旬にタネをまいたので、害虫被害はほとんどありませんでした。
すこし葉を食べられた形跡はありましたが、大きな問題はなし!
害虫被害が気になる人は、春まきは控えて秋に育ててみてはいかがでしょうか。
害虫を気にしなくて済むだけでストレスは大きく緩和されますよ。
ラディッシュの育て方はコツさえ分かればカンタン!
それではまとめです。
・水やり頻度は発芽前と後とでちがう
・肥料の与え過ぎは生育不良を起こす
・間引きで収穫サイズが変わる
・本葉1~2枚の頃に間引く
・発生しやすい害虫の種類と駆除法
・春栽培なら害虫対策は必要
ラディッシュは世話に手がかからず初心者でも育てやすい植物ですが、もちろん完全放置で育ってくれるわけではありません。
今回紹介した「種まき後~収穫前までの育て方のコツ」を参考に、ラディッシュを大切に世話してあげてください。
きっと気持ちに応えて、大きな実になってくれると思います。
それでは今回は以上です。ありがとうございました。