こんにちは、モチです!
今回は「ラディッシュはどのタイミングで収穫するのがベストなの?」という悩みを解決します!
ラディッシュは二十日大根 (はつかだいこん) という名前でもありますが、20日経ったら収穫できるかというと、そうとも言い切れません。
種まきからの日数以外の要素も合わせて収穫タイミングを見極める必要があります。
そこで今回は、記事前半で「ラディッシュの収穫時期の見極め方5選」と、「収穫が遅れるとどうなるか」について解説。
後半では「収穫の仕方とコツ」「収穫後の保存方法と簡単レシピ」をお伝えします。
この記事がピッタリな人はこちら。
・収穫日を決めきれていない人
・これから収穫作業をする人
・はじめてラディッシュを育てる人
この記事のやり方で収穫したんですが、こんな感じでした。
んー、少し小さいので80点くらいですかね 笑
満点とれなくても及第点がとれたらOK!という人には参考になると思います。
適切な収穫タイミングを見極めてラディッシュを収穫しましょう!
ラディッシュの収穫が遅れるデメリット
はじめに、収穫時期を逃したラディッシュはどうなるのか解説します。
まずは収穫が早かった場合。
・サイズが小さくなる
→根の肥大が十分でないため、通常よりも小さくなります。食べれますけどね。
・味が薄くなる
→成長途中のため、甘みや辛味などの風味が十分に発達していない場合あり。
・食感が柔らかくなる
→完全に成長したものより柔らかくなりやすい。
上記のとおり収穫が早かったとしても、食味が多少おちますが問題なく食べることができます。
しかし収穫適期より遅れてしまった場合は、深刻な症状になりやすいです。
・割れやすくなる
→根が大きくなりすぎて、内部の水分が膨張してひび割れが生じる
・スが入る
→実の内部に隙間や空洞ができて、スカスカになる現象
・トウ立ちが起こる
→花のついた茎が伸びてしまう現象。根が木質化して硬くなり、食べられる部分の質が低下する
収穫が遅れると、このように食用としての価値を大きく損ねることになるため、収穫適期を逃さないことが重要なのが分かりますね。
それでは具体的な収穫タイミングの見極め方についてお伝えしていきます。
ラディッシュの収穫時期を見極める4つのポイント
ラディッシュの収穫タイミングは、以下4つのポイントをもとに見極めましょう。
・種まきからの日数
・地表に出た実のサイズ
・葉の状態をチェックする
・試し抜きしてみる
ひとつずつ見ていきます。
ポイント① 種まきからの日数
収穫タイミングを見極めるうえで、もっとも指標になるのは「種まき後の日数」です。
春まきと秋まきで異なるので注意しましょう。
・春まき:種まき後20~30日
・秋まき:種まき後30~40日
わたしは10月下旬に種をまいて30日後に試し抜きしてみましたが、まだ実の部分が小さく成長途中でした。
さらに10日後の40日目でも「まだ成長しそうだな…」と思いましたが、割れやスが入らないよう収穫を決行しました。
すこし小さい気がしますが、食べてみるとシッカリと実が固く、大根特有のカリコリした食感を楽しめて満足でした。
収穫は早め早めを意識する方が失敗しにくいと思います。
春まきの場合はハツカダイコンの名前のとおり、種まき後20日頃から収穫適期となります。
タネをまいたらすぐにカレンダーやスケジュール帳に収穫予定日を書きこんでおくと、適切なタイミングを見逃さずに済みますよ。
ポイント② 地表に出た実のサイズ
ラディッシュは成長過程で実の部分が地表に出てくるのですが、そのサイズで収穫タイミングの判断材料になります。
こんな感じで地上部分から見える実の幅が約2~3cm程度になれば収穫適期と言われています。
ただ私と同じように「ラディッシュミックス」という種を購入していた場合は、すこし気を付けてください。
コロンとまんまるなものや、縦に長い面長なものが混じっているので、その形によって地表に見える実の部分のサイズが異なるので。
縦長のラディッシュは地中に長く伸びるため、地表に出ているサイズが小さく見えるんですよね。
実際には収穫適期なのに、「まだ成長途中だな」と錯覚して収穫タイミングが遅くなりやすい点に注意しましょう!
ポイント③ 葉の状態をチェックする
葉の状態も収穫タイミングを見極める重要な情報となります。
見るポイントとしては「色・固さ・サイズ」です。
【葉の色】
・収穫が遅れると黄色く変色する
・古い葉や下部の葉から枯れ始めることが多い
【葉の固さ】
・成長が進み過ぎると葉が固くなる
・サラダなどの生食には適さなくなる
【葉のサイズ】
・収穫が遅いと葉が過剰に大きくなることがある
・葉が大きすぎる場合、実の方もスが入っていたりする
一番わかりやすいのは葉の色ですね。黄色く変色したり枯れたりしているなら収穫のタイミングを逃している可能性が高いです。
葉の部分も栄養豊富で美味しく食べれるので、葉が青々としている間に収穫してあげましょう。
ポイント④ 試し抜きしてみる
最後の見極めポイントは、実際に試し抜きしてみることです。
上記3つのポイントを照らし合わせた結果、「そろそろ収穫してもよさそうだな」と思えれば試しに抜いてみましょう。
その時に確認しておきたい実の状態は、以下の点をチェックしましょう。
・実の色は鮮やかな赤色で均一になっているか (赤い品種)
→色がくすんできた場合は収穫を急ぐ
・真っ白で清潔感のある色をしているか (白い品種)
→黄色味がかったり変色した場合は収穫が遅れている
・実を軽く指で押すと適度な弾力があるか
→固すぎたり、割れてしまう場合は収穫が遅れている
・実の形が整っているか
→不格好になっている場合は栄養不足や収穫遅れかも
試しに抜いてみて、思ったよりも実が大きくなっていないなら収穫日をもう少し先に設定しましょう。
逆に実の部分に上記のような症状が見られるときは収穫を急いだほうがよさそうです。
以上がラディッシュの収穫時期を見極める4つのポイントでした。
ラディッシュの収穫のしかた
ラディッシュの収穫の仕方についても軽く触れておきます。
まず土が固い場合は先に少量の水をまいて、土を柔らかくしておくと良いでしょう。
引き抜くときに実の部分を傷つけないし、スムーズに引き抜くことができるので。
引き抜くときはラディッシュの根元(葉の付け根部分)をしっかりつかんで、真上に引き抜きましょう。
スッと抜けない時は、かるーく左右に揺らすと実と土の間に隙間ができて抜きやすくなると思います。
難しいテクニックはまったく必要ないので、このやり方でポンポン収穫しちゃいましょう!
ラディッシュ収穫後の保存と美味しい活用法
収穫したラディッシュは鮮度を保ったまま保存したり、食材として使いたいですよね。
そこで、ここからは以下について解説します。
・ラディッシュを長期保存するためのコツ
・新鮮なラディッシュを使った簡単レシピ
それでは見ていきましょう。
長期保存するためのコツ
収穫したラディッシュは適切な方法で保存すれば、1~2週間ほど長期保存が可能です(1週間くらいが望ましいですが)。
おさえるべきポイントは2つ!
・乾燥に弱いので水分が必要
・葉をカットしないと実(根)の栄養を吸収してしまう
この点を考慮して、以下の順序でラディッシュを長期保存しましょう。
①ひげ根を落とす
②葉っぱと実(根)を切り分ける
③水で濡らした新聞紙やキッチンペーパーで包む
④密封可能な袋(ジッパー付き保存袋など)に入れる
⑤野菜室で保存する
これでひとまず1~2週間はもちますが、美味しく食べるには採れたての方が当然良いです。
わたしは野菜室の奥に保存しているのを忘れて2週間放置してしまいました…
冷蔵庫に保存したところで「ふう、これで良し☆」と安心して、そのまま忘れてしまいがち (わたしだけ?)。
美味しく食べてこそ育てた甲斐があるというもの。早め早めに食べる意識はもっておきましょうね。
新鮮なラディッシュを使った簡単レシピ
最後にラディッシュの簡単なレシピを紹介して終わります。
先に言っておきます、誰でも作れます 笑
まずは葉っぱの部分を使ったゴマ和えから紹介します。
①鍋に湯を沸かし、30秒ほど葉を茹でる
②水気を切って食べやすいサイズに切る
③ボウルに白すりごま(小さじ1)と砂糖(少々)としょうゆ(小さじ1/2)を合わせる
④葉を加えてあえたら完成
大体ラディッシュ10個分で、小鉢一杯くらいの量が作れます。
次は実の部分を使った「甘酢漬け」です。
①ラディッシュを半分に切る
②ボウルに砂糖(大さじ1)と塩(少々)と酢(大さじ1)を合わせる
③ラディッシュをボウルに入れて甘酢と混ぜる
④冷蔵庫で1時間ほど漬け込めば完成
甘酢との相性バツグン。カリコリした歯ごたえがたまりません!
ね?超カンタンでしょ?
どちらも料理をほとんどしない私でも作れたので、ほんとに誰でも作れます。
自分で育てたラディッシュを自分で調理して食べる、最高の喜びをぜひ体験してみてください!
ラディッシュの収穫はタイミングが命!
まとめです。
・収穫の遅れは致命傷になる可能性あり
・ラディッシュの収穫時期を見極める4つのポイント
①種まきからの日数
②地表に出た実のサイズ
③葉の状態をチェックする
④試し抜きしてみる
・適切な方法で1~2週間の長期保存が可能
・簡単レシピで美味しく食す
今回はラディッシュの収穫タイミングの見極め方をメインに解説しました。
ラディッシュは収穫適期を逃すと食味がガクンと落ちてしまい、せっかく育てたのに美味しく食べられない残念な結果になりかねません。
この記事で紹介している、収穫タイミングを見極めるためのポイント4つをおさらいして、ベストな状態のラディッシュを収穫しましょう!
それでは今回は以上です。ありがとうございました。