初めてのサツマイモ栽培!必要な広さと苗を買う時の3つの注意点

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サツマイモを育てたい人
サツマイモを育てたい人

家庭菜園でサツマイモを育てるにはどのくらいの広さが必要なの?

広さに見合った苗を買うときの注意点があれば教えてほしい!

今回はこんな疑問を解決していきます。

作物を育てたことがない人にとっては、サツマイモを植えるためにどの程度の広さ(スペース)が必要で何本の苗を購入すべきなのか分かりませんよね。

私はよく調べずに10本植えましたが、夫婦二人で食べるには完全に適正量オーバーで近所へのおすそ分け行脚をすることに…

本記事ではそんな失敗をしないように、食べる人数によって必要な広さと苗の本数をそれぞれ算出していきます。

後半では、広さに見合った本数の苗を購入する際の3つの注意点もお伝えします。

最後まで読んでいただき、自分が食べたい適切な量のサツマイモを収穫しましょう。

家族構成ごとのサツマイモ栽培に必要な広さ

サツマイモ栽培に必要な広さは以下のとおりです。

  • 一人で食べる場合→1㎡
  • 夫婦で食べる場合→1.5~2㎡
  • 4人家族で食べる場合→2~3㎡

家族構成によって必要な広さは違うと思いますので、それぞれで解説していきます。

一人で食べる場合→1㎡

まずは一人で年内に食べきる場合ですが、1㎡あれば十分な量を収穫できるかと思います。

1㎡ (平方メートル)とは

1㎡=100cm × 100cm

サツマイモを植える場合、苗と苗の間隔は約30cm必要なので、1㎡のスペースがに3本ほど苗を植えることができます。

モチ
モチ

最終的に一本の苗から3~5本のサツマイモが収穫できるので合計すると9~15本。

一人で食べきるには十分な量ではないでしょうか。

ちなみに調べてみたところ苗の間隔が20cmでもよいと目にしますが、私の場合は30cm間隔でも隣りのサツマイモとギリギリだったので20cmでは間隔が短いと思います。

あとは好みに応じて苗の本数を調節するとOKです。

夫婦で食べる場合→1.5~2㎡

次に夫婦で食べる場合ですが、1.5~2㎡程度がちょうど良いでしょう。

・1.5㎡=150cm × 100cm
・2㎡ =200cm × 100cm

一辺100cmなのは一人で食べる場合と変わりません。畝の長さを伸ばすのでスペースの形は長方形になっていきますね。

1.5㎡の場合、5本程度まで苗を植えることができます(苗の間隔は30cm)

つまり1本の苗からとれる量は3~5本なので、最終的なサツマイモの収穫量は15~25本程度になります。

同じく2㎡の場合、7本程度は植え付けられるので最終的には21~35本程度の収穫量が予想できます。

夫婦二人でゆっくりと食べる分には十分すぎる量ですね。

モチ
モチ

私は二人で食べるのに、3㎡に10本の苗を植え40本ほど収穫できてしまいました。

嬉しい反面どう消費するか焦りました…

皆様は計画的な植え付けを。

4人家族で食べる場合→2~3㎡

最後は4人家族で食べる場合ですが、2~3㎡のスペースがあれば問題ないかと思います。

3㎡=300cm × 100cm

3㎡あれば10本の苗を植えることができます。

先ほどまでと同じように計算すると最終的な収穫本数は約30~50本にもなるので、4人家族であれば十分に足りる量でしょう。

「サツマイモが好きすぎる」「ご近所にもおすそ分けしたい」という人は、もう少し畝の長さを伸ばして植える苗の本数を増やしてみてください。

その際は苗の間隔を30cm間隔で計算すると失敗しずらいのでご参考ください。

家庭菜園で適切な本数のサツマイモ苗を購入する際の注意点3つ

次は必要数の苗を手に入れるために気を付けるべきポイントをお伝えします。

  • 必要数を計算しておく
  • 10本以下の購入がしづらい
  • 購入時期が遅れると店頭から消える

このあたりは前もって確認・把握しておかないと後々計画通りにいかなくなる可能性がありますから注意しましょう。

それではひとつずつ見ていきます。

注意点①:必要数を計算しておく

まずは必要数を計算します。

  • 何人で
  • どのくらいの期間で
  • どれだけの量を食べるのか

これらを事前に確認したうえで必要な苗の本数を理解しておきましょう。

例:一人で食べる場合

必要スペースは1㎡くらい。

1㎡に植えられる苗の本数はおよそ3本。苗一本から3~5本のサツマイモが収穫できる。

つまり最終的な収穫量は9~15本。

ホームセンターや園芸店、農家の店などでは10本が一束になって売られていることが多いです。

だからといって一人で食べる予定の人がそのまま一束購入しても食べきれません。

モチ
モチ

10本で売られているのだから「これを買えば丁度良い量が収穫できるでしょ」と安易に決めるのはキケン!

のちのち配り歩くことになるので注意しましょう。

注意点②:10本以下での購入がしづらい

気をつけたいポイント2つめは、サツマイモの苗は10本以下では購入しずらいということです。

私は近所のホームセンターで苗を購入しましたが、どの品種も10本1束でしか販売されていませんでした

インターネットをのぞいてもバラ売りはあまりされていないように思います。

多くのお店やインターネットショップをのぞいたわけではないので間違えていたら申し訳ありませんが、私の調べた範囲では10本1束が多い印象です。

「じゃあ少人数で食べる場合、あまることを前提に買わないといけないの?」となりますよね。

選択肢は以下の3つくらいかと。

  • 誰か近しい人と苗をシェアするか
  • バラ売りしてくれる店を探すか
  • 多めに育てておすそ分けするか

上記から選択して計画的に苗を購入すると失敗しにくいと思います。

注意点③:購入が遅れると店頭から消える

苗の購入タイミングも注意が必要です。

植え付けピーク期に苗を購入しようと思っても、店頭からなくなっている可能性があります

モチ
モチ

私は兵庫県在住でして植え付けピーク時期は5月中旬。

5月上旬にお店に行ってみたら、売り場の苗が全品種一束たりとも残っていませんでした…

農家さんが多く訪れる店なので広大なサツマイモ苗売場が展開されていたにもかかわらずです。

なんとか予約注文して間に合いましたが、苗が届くまで2週間かかったので危なかった

なので苗を購入する際は、植え付け予定日から逆算して苗の購入タイミングを確認しておきましょう。

特に人気の品種からなくなるので下調べはお早めに。

家庭菜園でサツマイモを育てるなら必要な広さと苗数をチェック!

今回のまとめです。

  • 食べる量と収穫量を把握して必要スペースを確保しよう
  • 苗の購入数や時期は事前に確認しておけば失敗しづらい

菜園初心者ほど「たくさん収穫できるほど良い」と思いがちですが、消費しきれずムダにしてしまうことは生産者として避けたいですよね。

一人で食べるのか家族で食べるのか、近所におすそ分けするのか、事前に構想して適切な栽培スペースでサツマイモを育てましょう。

今回は以上です。ありがとうございました。

これからサツマイモを育てる方は、こちらの記事「はじめ方から収穫まで全解説」をぜひご覧ください!

サツマイモの育て方ガイド:始め方から収穫まで徹底解説!

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